現代でも狐が人間を化かす

まだ時間も遅くないしいつもならどこかしらに誰かが歩いているのを発見するのだけれど今は霧雨の中奇妙な静けさに包まれていた。
私は走るスピードを早めたしかし走っても走ってもバス乗り場にたどり着かない。
どうなってるのとその時私はバス停どころか実験島などの建物まで何もかもなくなっていることに気がついたまさか本当に彷徨い誰のせいで先ほどの雪代教授の話を思い出し不安になった。
私は霧雨の中で立ち止まり辺りを見渡したすると遠くに誰かの後ろ姿を見つけたああの小走りで近づいて声をかけるとその人が振り返ったその姿を見て私は思わず後ずさった振り返った人影その顔はキツネだった。
なんでもないですやっとそれだけ言うと私は踵を返した逃げるようにその場を後にする そしてその横を切りのように揺らめくトラが通り過ぎていく私は恐ろしくなってその場に立ち尽くした恐怖で足が動かない。